Vibe Coding のあと、ソフトウェアを使い続けられるようにするのは誰?
AI で最初のバージョンは早く作れます。その後も役立つかどうかは、フィードバックへの対応とチームの引き継ぎにかかっています。

概念イラスト:最初のバージョンができたあとも、作業は続きます。
TikTok で見かけた @blameanthony の Adobe に関する動画に、気になる一節がありました。投稿文によると、その動画の編集中に Adobe が3回クラッシュし、動画コーデックの対応にも困っていたそうです。そこで、Vibe Coding でオープンソースの代替ソフトを作れないか、と問いかけています。
ただし、サポートがあり、不具合が素早く直るなら Adobe にお金を払ってもよい、とも書いています。
AI でソフトウェアを作る話を、もう一歩先に進める言葉です。機能が動くとうれしいものですが、実際に使い始めると、問題が起きたときに誰が対応するのか、その先も使い続けられるのかが気になります。
公開してからの仕事もある
Vibe Coding は、アイデアから最初のバージョンまでの距離を縮めます。以前なら開発の順番待ちだった小さなツールも、まず作って試せます。必要なものが明確なら、魅力的な選択肢です。
一方、@blameanthony の不満が示すように、仕事を止めるのは具体的な不具合です。ファイルが開かない、作業途中で落ちる、前回は動いた機能が急に動かなくなる。それだけで手が止まります。
自作ツールでも同じです。最初のリリース後も意見は届き、使い方は変わり、当初は想定しなかった要望が出てきます。
コードの生成は速くても、その後の対応には時間がかかります。
ツールが増えると、引き継ぎも増える
チームでは、もう一つ問題が加わります。誰が把握し、誰が次に対応するのでしょうか。
意見はチャット、対応状況はプロジェクト管理ツール、顧客情報は別のシステム。何を先に直すか決める前に、まず情報を集める必要があります。
ツールを簡単に作れるようになるほど、この整理が大切になります。新しい入口を増やすなら、届いた情報の行き先と、対応結果を戻す方法も必要です。そこが決まっていないと、同僚同士で状況を尋ねたり転送したりする仕事が残ります。
特に抜けやすいのが、対応後の連絡です。問題は直ったのに、報告した人に返信がない。見送りと決めた要望が、翌週また新しい依頼として出てくる。状態を記録して元の会話に結果を返すだけで、同じやり取りを減らせます。

記録、担当者、返信がそろうと、届いた意見を次の対応につなげやすくなります。
新しいツールを、すでにある仕事につなぐ
Leina が手伝うのは、こうした日常の作業です。チームはチャットで依頼し、認可済みの Apps を通じて必要な情報を集められます。使えるシステムと操作は、接続の対応状況とアカウントの権限によって異なります。
まずは、具体的な仕事を一つ頼んでみてください。
過去7日間の製品フィードバックを整理してください。重複する問題をまとめ、元の記録へのリンクをすべて残してください。影響する機能、現在の状態、記録に明記された担当者を挙げ、不明な項目は要確認としてください。対応済みでも利用者への返信がない問題は、別にまとめてください。まずこのチャットに結果を返してください。
これなら、何を先に扱うか検討しやすくなり、連絡担当者も誰に返信すべきか分かります。優先順位を勝手に推測させる必要はありません。抜けていることが見えるだけでも役立ちます。
何度か確認して有効だった整理方法を Skill に残せば、次回も使えます。AI は最初のバージョンの作成に加えて、利用開始後の整理にも参加できます。
公開後の最初の1週間を見る
AI でツールを作ったばかりなら、最初の1週間に目を向けてみてください。
- どの情報を、まだ手作業で別の場所に移していますか。
- 誰が何度も進捗を尋ねたり、背景を補足したりしていますか。
- 受け付けたまま、次の対応に進んでいないものはありませんか。
頻繁に行う整理や引き継ぎを一つ選び、時間を減らせるか試してみましょう。
Adobe の動画に戻ると、代替ソフトを自作したい気持ちと、利用料を払ってもよい気持ちは両立します。求めているのは、目の前の仕事を無事に終えられ、困ったときに対応してもらえることです。
AI は最初のバージョンを早く届けます。その翌日からの仕事にも、目を向けたいところです。
Leina を作成し、1週間分の実際のフィードバックから始めてみてください。連携一覧で必要なサービスと操作を確認し、うまくいった依頼は Skill として次回に残せます。